知らなきゃ後悔!地元民が教える鎌倉移住のデメリットTOP3

鎌倉その1

今、テレビや雑誌で話題沸騰中の人気のエリア鎌倉。

「最後から二番目の恋」など、数多くの映画やドラマがこの街を舞台として制作されていますね。

また、2018年の住みたい街ランキングでは第14位にランクインした鎌倉。

都心へのアクセスも1時間以内で、海がきれいで自然が多く、おしゃれなカフェも多いのが鎌倉。

実際に鎌倉に住みたいという人も増えているようですが・・

ちょっと待ったぁ~~!

メディアで伝えられている鎌倉の良い部分だけを見ていませんか?

キラキラなメリットもあるなら、もちろんドロドロのデメリットもあります。

そこで、30年以上鎌倉に住んでいる地元民FUUKAが、鎌倉暮らしのデメリットTOP3を選んでみました!




第3位 不動産価格・家賃相場の高さ

鎌倉不動産

テレビ・雑誌などメディアでよく紹介されている古き良き鎌倉の雰囲気が漂う代表的なエリアは、稲村ケ崎から鎌倉までの旧市街地になります。

鎌倉(旧市街地)

私は江ノ電沿線沿いの旧市街地に30年以上住んでいますが、表に出回っている不動産価格や家賃相場は基本的に高いです。

まず、家賃相場について見ていきましょう。

大手不動産サイト「HOMES」の家賃相場情報  (2018年9月11日現在)

※駅から徒歩10分以内の1K/1DK・駐車場代なしで調査(主要エリアのみ)

鎌倉     6.95万円

由比ガ浜 7.31万円

長谷     7.24万円

稲村ケ崎   6.14万円

エリアによってばらつきはありますが、だいたい6万円台からででていますね。

私の家の周辺で出ている家賃相場も6万円代が多いですが築年数のいっている畳タイプのアパートでも6万円代の強気の価格設定の所もありました。

また、交通の便の悪い鎌倉はマイカーバイクは必需品ですので、駐車場代(だいたい1万円~)とあわせると、合計で1ヶ月7万円以上はかかると見た方がいいでしょう。

ちなみに、先ほどの「HOMES」で家賃相場を調べてみると、7万円代で借りれる東京の物件は三鷹の7.04万円になりました。

次に、不動産相場について見ていきましょう。

まず、一戸建て(新築・中古)の価格相場を調査してみた所、

大手不動産サイト「at home」の一戸建て相場情報  (2018年9月11日現在)

※ファミリー層の主流となっている3LDK~4DKタイプを対象に鎌倉エリア全体で調査

新築(築1年以内)  4001.27万円

築10年以内      4316.09万円

築15年以内      4292.42万円

築20年以内      4160.36万円

だいたいファミリー層向けの3LDKの間取りで4000万円前半になりましたが、なんと中古でも新築とほぼ値段に差がない結果に・・!

これには理由があり、古都特有の歴史的風土の保存を目的として鎌倉市の全域55%の建物に対する規制がかけられています。規制は場所によってグレードがありますが、一番厳しいグレードのエリアでは、なんと建物の新築が許可されていません。そのため、新築一戸建て自体がなかなか出回らずに供給が不足しています。

さらに中古物件については、もともと住んでいる人が、先祖代々から鎌倉に住んでいてという人も多く、住まなくなっても土地をなかなか手放さずに賃貸に回している人が多いです。実際に我が家の周りでも、売らずに賃貸に回されている物件がいくつもあります。

また、これは昔からの傾向なのですが、建物は売るけど土地は売らないという人も多く、移住してから20年以上住んでいるのに、実は借地権の状態で住んでいますという人もいます。

したがって、一戸建て自体の供給が少ないために中古物件でも価格がなかなか下がらずに、お手頃な価格の物件を探し出すのは決して簡単ではありません。

あと気を付けてほしいのが、たまに相場よりもかなり安い価格で中古物件が出ることがありますが、「新築、建て替え不可」と記載されている場合は注意が必要です。この意味は、いくら古い建物でも建て替えはできずにリフォームしながら現状維持で住み続ける事しかできない鎌倉の規制対象の物件になります。

ちなみに、先ほどの「at home」で中古一戸建ての相場(3LDK~4DK)を調べてみると、4000万円前半で購入できる東京の物件は江戸川区の4238.16万円になりました。

次に、マンションについてですが、こちらも鎌倉の条例で規制がかけられているため、建物の高さ制限が厳しく低層のマンションしか許可されていません。そのため、戸数が少ないために供給が不足しているのが現状です。

大手不動産サイト「at home」のマンション相場情報  (2018年9月11日現在)

※単身層の主流となっている2LDK~3DKタイプを対象に鎌倉エリア全体で調査

新築(築3年以内)  なし

築10年以内      なし

築15年以内      5224.31万円

築20年以内      4646.97万円

新築マンションについては、供給自体が少なすぎて価格相場に出てきませんでした。また、中古マンションでも築年数が20年近いものでも4000万円台後半という新築一戸建ての価格相場とほぼ変わらない結果になりました。

中古マンションが新築一戸建てと変わらない価格・・・、この辺からも鎌倉独特の不動産事情がうかがえると思います。

ちなみに、先ほどの「at home」で中古マンション相場(2LDK~3DK)を調べてみると、4000万円台後半で購入できる東京のマンションは世田谷区の4784.52万円になりました。

こうして見ていくと、鎌倉で物件を探すのが決して一筋縄ではいかないことがお分かりいただけたと思います。

しかし、鎌倉の場合はネットで出回っていないお得な物件情報も多くあります。

そのような情報は、ネットなどで大々的に宣伝している大手不動産屋よりも、ちょっと年季の入った地域密着型の地場の不動産屋で得られるケースが多いです。地場の不動産屋はネットのホームページ自体作っていない所もありますので、実際に鎌倉散策がてらに色々と探してみるといいと思います。また、地場の不動産屋が見つかった際には、担当者とコネクションをつくっておくと掘り出し物の物件情報が得られる可能性が高いです。

また、例えば地元の人が参加するサークルやコミュニティに週末だけ参加して、鎌倉在住歴が長いの人と仲良くなって色々と情報収集するのもいいと思います。

参考までに、鎌倉市民(主にシニアの方)が集まりそうな講座のURLをのせておきます。

>>鎌倉市生涯学習センター<<

特に鎌倉は、ネットを使いこなせない高齢者も多く住むエリアになりますので、鎌倉暮らしの中での有力情報は「ネット」よりも「人からの紹介」の方が多いです。

ですので、行動力のある人ほどいい物件に出会える可能性が高いですよ!

第2位 観光客の多さ

鎌倉観光客

エリアにもよりますが、鎌倉はここ数年本当に人が多いです・・。

もともと鎌倉は、日本人に人気の観光地ですので、週末になると観光客でごった返すのは30年前から変わりません。

ただ最近では、外国人観光客(特にアジア系)が激増したために、平日・休日問わずにどこにいっても人・人・人!

特に、江ノ電沿線沿いに住んでいる地元民は地獄です。

最近はほとんど使わなくなりましたが、たまに江ノ電に乗ると「え!?ここは外国ですか?」と言わんばかりの外国人観光客の乗車率です。

また、鎌倉では民泊(裏も含め)も急増したために閑静な住宅地なのにウェディングドレスを着た中国人(!?)がカメラ片手に大声で歩いているというシーンも多く見かけます。

ほんと迷惑極まりないです・・・。(ちょっと愚痴になりすみません)

ですので、

・都会に疲れたので鎌倉でのんびり暮らしたい

・老後は鎌倉で静かに暮らしたい

という人は、最近の鎌倉はあまりおススメできないのが個人的意見です。

それでも鎌倉に住みたい!という人は、なるべく観光客がこないようなエリアを選定していく必要があります。

その際のチェックポイントとしては、

1.江ノ電を使わなくて済むこと

江ノ電沿線上は観光客が多く出没するため、住宅街や裏路地にも観光客が侵入してきます。また、江ノ電自体の混雑状況が年々悪化していまして、日常的な移動手段として使うのにはストレスフルな状況になってきています。

2.民泊がないこと

鎌倉はここ数年民泊が急増していまして、閑静な住宅街でも民泊があるために観光客が出没するケースが多くなっています。特に、外国人観光客は夜22時過ぎなどでも大声で話しながらスーツケースをゴロゴロしているため近隣住民が迷惑している事態が多発しています。

民泊の有無はエアビー(Airbnb)のサイトでチェックすることができますが、裏でやっているケースも多いため、実際に物件の下見に行く際には、周辺に民泊がないかチェックする必要があります。

参考までに、エアビー(Airbnb)のサイトから鎌倉市内(旧市街)の民泊の位置を調べてみたのでのせておきます。(2018年9月11日現在)

鎌倉民泊

3.駅からある程度距離があり、周辺に有名な観光地(寺院など)がないこと

当然ながら鶴ヶ岡八幡宮や銭洗弁財天などの有名観光地周辺は観光客が多く出没します。また、駅から距離があっても海沿いのエリアですと、夜遅くでもにぎやかで車の騒音も激しいですので特別なこだわりがなければ避けた方が無難です。

4.旧市街地以外の鎌倉エリアも考える

鎌倉(旧市街地)に住むことに特にこだわりがなければ、旧市街地以外の大船も検討された方がいいと思います。大船は古都の雰囲気はありませんが、近代的エリアで商業施設も多く生活に不便することはまずありません。また、都心へのアクセスも横須賀線もしくは東海道線の2択で1時間ほどで行くことができますので、お勤めをされている方にとってはおススメのエリアになります。

第1位 交通の便の悪さ

鎌倉渋滞

30年以上鎌倉に住んできた地元民として、鎌倉暮らしで不便なもの・・

交通事情の悪さがダントツです。

特に車の渋滞がかなりひどく、観光客の車から通行税を徴収する事を市が検討しているほどです。

海岸沿いの国道134号は、慢性的に大渋滞で15分くらいの距離を抜けるのにひどい時には1時間近くかかります。

また、旧市街(北鎌倉~稲村ケ崎周辺)と呼ばれるエリアは道が細い場所が多く、ヒヤッとするような接触事故スレスレの場面にもかなりの確率で出くわします。

さらに、最近ではカーナビが発展してしまったため、昔は地元民しか知らなかったような裏道にも観光客の車が入ってくるようになってしまったので、生活品を買い出しに行くにもある程度の渋滞は覚悟しないといけません。

また都心にお勤めの方は、鎌倉から1時間くらいのアクセスになりますが、ラッシュ時の混雑率が193%に達する横須賀線を利用することになりますので、通勤時間帯は意識する必要があります。

できるだけ通勤ストレスを減らして、あわよくば座って通いたいという方は、鎌倉から都内に賢く通勤する方法を別記事にまとめましたのでチェックしてみてくださいね。

このように交通事情がかなり悪いので、鎌倉暮らしで必要なのは原付バイクコンパクトカーなど細い道でも小回りが利く移動手段になります。

私の場合は、鎌倉エリア内では徒歩もしくは原付バイク、鎌倉エリア外では車と使い分けています。

主婦の方は電動式のママチャリも結構おススメですよ!

※おまけ※ 第?位 虫の多さ

ゴキブリ

これは人によって感じ方が違いますが、鎌倉暮らしで覚悟しておきたいのが虫との共存!

我が家は今年もゴキちゃんをはじめ、ムカデ、大蜘蛛などなどたっぷりと出没してくださって・・・_| ̄|○

虫嫌いな人にとっては、なるべく虫の出ないエリアで生活したい!と考える方も多いと思いますが、残念ながら自然豊かな鎌倉はどこにでも一定数の割合で虫は出没します。

ただし、頻度的に少ないのではと思われるエリアが、山からなるべく離れていて緑の少ない住宅街になります。個人的には材木座とか和田塚の海沿いのエリアは少ないと思います。

また、低層階よりも高層階の方が虫の出没は減りますので、マンションでしたら3階を選ぶなどちょっとした心がけで虫との遭遇率は減ると思います。

ちなみに、我が家は完全なる日本式の木造住宅で、山に囲まれた地区にあるために虫との共存は避けられません・・・。

そのため、個人的なマイブームは「ゴキブリがうごかなくなるスプレー」

ワイルドな鎌倉育ちのビッグゴキちゃんも、2~3回ふきかけると凍ってくれるので助かっています(笑)

これまでのスプレーだと、ふきかけると暴れまくってブ~~ンと飛ぶというありえないゴキ行動が多くてかなり手こずってましたので・・・_| ̄|○

あ~、ゴキブリのいない世界に住みたいなぁ・・・(切実)

まとめ

鎌倉その5

鎌倉暮らしの本当のところ分かっていただけたでしょうか?

やはり、観光都市特有のデメリットが多かったですが、海がキレイ、空気が澄んでいる、自然豊かでリスがいるなどそれに上回るメリットも数多く存在します。

ただ、憧れだけで下調べをせずに住んでしまうと、こんなはずじゃ・・・となってしまいますので、情報収集はしっかり行ってきましょう!

ちなみに、鎌倉に移住するならどのエリアがおススメか?気になる方がいるかと思いますので、鎌倉で住みやすいエリアの情報をまとめた記事を作成しましたので、併せてチェックしてみてください。

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あと、鎌倉に移住した人はどんな仕事で生計を立てているのか?知りたい人向けに、鎌倉移住者の仕事スタイルをまとめた記事も作成しましたので、併せてチェックしてみてください!

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それでは、移住前にはしっかりと情報収集をして、素敵な鎌倉ライフを手に入れていきましょう!